americandog1993の日記

プログラマー歴半年のメモ

ライブ中、観客がバンドにスマホで野次を飛ばせるWebアプリを作った

趣味でアマチュアロックバンドをやっている。
活動歴だけは無駄に長いが、無名のバンドなので、ライブでは客がシーンとしていることも少なくない。
MCでレスポンスを求めても、何も返ってこないことがよくある。

それは、こちらの演奏とか、パフォーマンスとか、喋りに原因があるのかもしれないが、自分は楽観的なので、「客側がシャイなのだろう」と考えている。
実際、アマチュアバンドのライブのあの微妙な空気の中で、客席側から声をあげるのはけっこう勇気のいることだと思う。

そこで、シャイな人でもライブ中に周囲へ感情を表現できるようなWebアプリを作ってみた。

コンセプト

  • スマホを使って匿名でバンド側に野次を飛ばせる。
  • 野次は会場全員が見ることができる。
  • ダウンロードの手間がかかるのでネイティブアプリにしない。URLにアクセスするだけで使えるWebアプリ。
  • ユーザ登録とか客の面倒になる機能は一切入れない。シンプルに作る。

使用技術

作ったWebアプリ

テキスト野次
テキスト野次。直球の命名である。
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まず、バンドが演奏するステージ側にスクリーンを設置する。
スクリーンにはステージ側表示用のライブページを表示させておく。

客が使う投稿用のページでは過去の投稿ログを見れる。対して、ライブページでは最新の投稿1件のみ表示させている。
ステージ上のスクリーンには、1つの投稿を大きく表示した方が見やすいと考えたためである。

投稿された野次はAjax通信で毎秒更新表示される。

使ってみた感想

実際に先月7月にライブで使ってみた。
ライブハウスの壁一面にURLから生成したQRコードを張り出し、観客への利用を促した。
全員とはいかなかったが、4割くらいの人がQRコードをスキャンしてくれていたように思う。

演奏中はほとんど野次は投稿されなかった。
投稿されるのはほとんどがMCの間だった。
少しウケを狙ったりすると、ツッコミが投稿されたりして面白かった。
スベったらスベったで「スベってる」「クソつまらない」等と投稿されてそれでウケたりするので、試みとしては割と成功だったかなと思っている。

今後のライブでも改良しながら使っていきたい。